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サディスティック・マリッジ
第11章 入籍宣言
途端に愛里咲の目からはボロボロと涙が零れ落ちた。
「─────私はッ、琉ちゃんが好きだよ‼︎ 」
突然の愛里咲の告白に、琉が目を見張る。
「琉ちゃんは? 少しでも私の事好き?」
堪らず、愛里咲は琉に縋るように抱きついた。
「……離せ、酔っ払い」
琉は愛里咲を引き剥がす。
「どうせ明日には覚えないんだろ?」
愛里咲に背を向けて歩き出そうとする琉。
「思いっきり甘い事言ってくれたら覚えてる! だから……」
お酒の力を借りた愛里咲は強気だ。
「やだね。酔っ払いに乗せられる程バカじゃない」
琉の言葉に愛里咲はその場に座り込む。
「本気で言ってるのにっ…琉ちゃんのバカ‼︎ 」
「バカにバカ呼ばわりされる覚えはない」
琉は愛里咲の腕を引いて立たせる。
「ホントに本気なのに……」
愛里咲は、フラフラと琉に抱き着く。
よろけた愛里咲を、琉はガッチリと抱き止めた。
「琉ちゃ…好き……」
愛里咲は、背伸びをして琉の唇に自分の唇を重ねる。
そのままズルズルと琉の腕の中に崩れ込む愛里咲。静かな寝息を立てている。
「……酒臭ぇ…」
琉は愛里咲を抱き上げると、マンションに向かって歩き出す。その口元は、緩んでいた。
「─────私はッ、琉ちゃんが好きだよ‼︎ 」
突然の愛里咲の告白に、琉が目を見張る。
「琉ちゃんは? 少しでも私の事好き?」
堪らず、愛里咲は琉に縋るように抱きついた。
「……離せ、酔っ払い」
琉は愛里咲を引き剥がす。
「どうせ明日には覚えないんだろ?」
愛里咲に背を向けて歩き出そうとする琉。
「思いっきり甘い事言ってくれたら覚えてる! だから……」
お酒の力を借りた愛里咲は強気だ。
「やだね。酔っ払いに乗せられる程バカじゃない」
琉の言葉に愛里咲はその場に座り込む。
「本気で言ってるのにっ…琉ちゃんのバカ‼︎ 」
「バカにバカ呼ばわりされる覚えはない」
琉は愛里咲の腕を引いて立たせる。
「ホントに本気なのに……」
愛里咲は、フラフラと琉に抱き着く。
よろけた愛里咲を、琉はガッチリと抱き止めた。
「琉ちゃ…好き……」
愛里咲は、背伸びをして琉の唇に自分の唇を重ねる。
そのままズルズルと琉の腕の中に崩れ込む愛里咲。静かな寝息を立てている。
「……酒臭ぇ…」
琉は愛里咲を抱き上げると、マンションに向かって歩き出す。その口元は、緩んでいた。