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サディスティック・マリッジ
第14章 新婚旅行で告白‼︎

「そいつらに日本語通じないだろ」
聞き慣れた声。
力強い腕に引き寄せられ、その胸に抱き締められる。
「琉ちゃん‼︎ 」
顔を上げてその姿を確認すると、愛里咲の瞳から安堵の涙が溢れた。
琉が男たちに何やら英語で話すと、男たちは怒鳴りながら去って行った。
恐怖に張り詰めていた身体の力が抜け、愛里咲は琉の腕の中へと倒れるように抱き着いた。
「何フラフラしてんだよ!」
愛里咲を見下ろす琉の顔は、本気の怒りが見て取れる。
「琉ちゃんが…どっか行っちゃうから…っ…」
嗚咽の合間に絞り出した愛里咲の言葉に、琉は苦笑いを返した。
「また俺のせいかよ?」
安心しきって子どものように泣きじゃくる愛里咲を、琉が強く抱き締める。
「琉ちゃん…手、繋いで……」
「やだね。見失わないようにくっ付いて来い」
愛里咲から差し出された手を無視して先に歩き出す琉。
駆け寄った愛里咲は、琉の腕に無理矢理自分の腕を絡める。
恐る恐る見上げた琉の顔は優しくて、愛里咲はまた胸が苦しくなった。
聞き慣れた声。
力強い腕に引き寄せられ、その胸に抱き締められる。
「琉ちゃん‼︎ 」
顔を上げてその姿を確認すると、愛里咲の瞳から安堵の涙が溢れた。
琉が男たちに何やら英語で話すと、男たちは怒鳴りながら去って行った。
恐怖に張り詰めていた身体の力が抜け、愛里咲は琉の腕の中へと倒れるように抱き着いた。
「何フラフラしてんだよ!」
愛里咲を見下ろす琉の顔は、本気の怒りが見て取れる。
「琉ちゃんが…どっか行っちゃうから…っ…」
嗚咽の合間に絞り出した愛里咲の言葉に、琉は苦笑いを返した。
「また俺のせいかよ?」
安心しきって子どものように泣きじゃくる愛里咲を、琉が強く抱き締める。
「琉ちゃん…手、繋いで……」
「やだね。見失わないようにくっ付いて来い」
愛里咲から差し出された手を無視して先に歩き出す琉。
駆け寄った愛里咲は、琉の腕に無理矢理自分の腕を絡める。
恐る恐る見上げた琉の顔は優しくて、愛里咲はまた胸が苦しくなった。

