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サディスティック・マリッジ
第14章 新婚旅行で告白‼︎
次の日、愛里咲と琉の姿は船の上にあった。
「あっ、鯨! 琉ちゃん、鯨見えた‼︎ 」
愛里咲は飛び跳ねて喜ぶ。
隣で手すりに凭れる琉は、かなりグロッキーだ。
「お前…よく平気だな……」
今日は波が荒い。
船はよく揺れた。
客の半分以上が船酔いで倒れていた。
「うん、飛び跳ねてると平気だよ? 琉ちゃんもジャンプしてみて?」
「……無理…吐く」
はぁーっとため息をつきながら、手すりに置いた手に額を乗せる琉。
(弱気な琉ちゃん……ヤバイくらいに萌える)
いつもと真逆の琉に、愛里咲の母性本能がくすぐられる。
「琉ちゃん、部屋の中行く?」
愛里咲は、琉の頭を撫でる。
短い黒髪からはシャンプーの香りがして、サラサラと風になびいて触り心地もいい。
「外の風に当たってた方がマシ」
目を閉じたまま、苦しげに琉が答えた。
「あっ、鯨! 琉ちゃん、鯨見えた‼︎ 」
愛里咲は飛び跳ねて喜ぶ。
隣で手すりに凭れる琉は、かなりグロッキーだ。
「お前…よく平気だな……」
今日は波が荒い。
船はよく揺れた。
客の半分以上が船酔いで倒れていた。
「うん、飛び跳ねてると平気だよ? 琉ちゃんもジャンプしてみて?」
「……無理…吐く」
はぁーっとため息をつきながら、手すりに置いた手に額を乗せる琉。
(弱気な琉ちゃん……ヤバイくらいに萌える)
いつもと真逆の琉に、愛里咲の母性本能がくすぐられる。
「琉ちゃん、部屋の中行く?」
愛里咲は、琉の頭を撫でる。
短い黒髪からはシャンプーの香りがして、サラサラと風になびいて触り心地もいい。
「外の風に当たってた方がマシ」
目を閉じたまま、苦しげに琉が答えた。