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サディスティック・マリッジ
第16章 疑惑払拭‼︎
それぞれが席に着き仕事を始める。
席に向かい歩き出した琉のワイシャツの袖を、不安気な顔をした愛里咲が引いた。
「…大丈夫?」
「お前に心配される程ヤワじゃないんだけど?」
琉は呆れたように小さくため息を吐く。
が、すぐに真剣な顔に戻り、
「お前こそ、何かあったらすぐ言えよ?」
と小声で愛里咲に言った。
(う…何か…琉ちゃんが優しい…)
思いがけず返ってきた琉からの優しい言葉に、愛里咲は警戒の色を示す。
「…何か…企んでる?」
「は?」
振り返った琉の肩を、佐藤がガッチリと掴まえた。
「愛里咲ちゃん、ごめん!会議入った!琉、借りるね」
立ち去る2人を見送りながら、愛里咲はため息を吐く。
(何も起こらなければいいけど…)
席に向かい歩き出した琉のワイシャツの袖を、不安気な顔をした愛里咲が引いた。
「…大丈夫?」
「お前に心配される程ヤワじゃないんだけど?」
琉は呆れたように小さくため息を吐く。
が、すぐに真剣な顔に戻り、
「お前こそ、何かあったらすぐ言えよ?」
と小声で愛里咲に言った。
(う…何か…琉ちゃんが優しい…)
思いがけず返ってきた琉からの優しい言葉に、愛里咲は警戒の色を示す。
「…何か…企んでる?」
「は?」
振り返った琉の肩を、佐藤がガッチリと掴まえた。
「愛里咲ちゃん、ごめん!会議入った!琉、借りるね」
立ち去る2人を見送りながら、愛里咲はため息を吐く。
(何も起こらなければいいけど…)