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サディスティック・マリッジ
第16章 疑惑払拭‼︎
愛里咲の嫌な予感は的中していた。
津川の復職の条件として部署異動になり、津川は一つ下の階で働く─────筈なのだが、朝から津川は琉の所へ直行している。
「琉くぅん、お・は・よ! 久しぶりだねっ」
「…おはようございます」
琉は目も合わせず挨拶を返し、黙々と始業準備をしている。
「あれ? ご機嫌ナナメ? もしかして欲求不満⁉︎ 私いつでも相手になるよ‼︎」
町田の予期した通り、相変わらず全開モードの津川。
ガバッと抱きつかれ、外面のいい琉も不機嫌オーラを隠さずに突き飛ばすように津川を引き剥がした。
「ちょっと、愛里咲! あんな好き勝手させていいの⁉︎」
出社と同時にこんな光景を見た根岸が、慌てて愛里咲の所に駆け寄る。
「嫌だけど……津川さん怖いから目を瞑ります……」
入社してから津川の怖さは嫌と言うほど思い知った。
愛里咲は身震いした後、固く目を閉じ耳を塞いだ。
津川の復職の条件として部署異動になり、津川は一つ下の階で働く─────筈なのだが、朝から津川は琉の所へ直行している。
「琉くぅん、お・は・よ! 久しぶりだねっ」
「…おはようございます」
琉は目も合わせず挨拶を返し、黙々と始業準備をしている。
「あれ? ご機嫌ナナメ? もしかして欲求不満⁉︎ 私いつでも相手になるよ‼︎」
町田の予期した通り、相変わらず全開モードの津川。
ガバッと抱きつかれ、外面のいい琉も不機嫌オーラを隠さずに突き飛ばすように津川を引き剥がした。
「ちょっと、愛里咲! あんな好き勝手させていいの⁉︎」
出社と同時にこんな光景を見た根岸が、慌てて愛里咲の所に駆け寄る。
「嫌だけど……津川さん怖いから目を瞑ります……」
入社してから津川の怖さは嫌と言うほど思い知った。
愛里咲は身震いした後、固く目を閉じ耳を塞いだ。