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サディスティック・マリッジ
第16章 疑惑払拭‼︎
「愛里咲ちゃん、これ片付け頼んでいいかな?」
定時少し前に仕事を終えた愛里咲は、男性社員から資料の片付けを頼まれた。
「持ってく」
見ていたらしい琉がファイルを持ってくれ、2人で資料室へ向かった。
「─────うぅっ…うー…ああっ」
資料室のドアを開けると、中から呻き声が聞こえてきた。
愛里咲は驚き、目の前の琉に飛びつくように抱き着いた。その勢いで、琉の手から資料の山がバサバサと床に落ちた。
背中で震える愛里咲の頭を撫でながら、琉は呻り声の主を探す。
「……津川さん? 大丈夫ですか?」
琉は、中央の机の近くで蹲る津川を見つけ、愛里咲の手を引いて近寄った。
「頭とあそこがジンジンして痛いのぉ! 琉くぅん、助けて!」
真っ赤な顔をして涙を流し、這いずりながら琉に近付く津川。
「…俺を巻き込まないでくんない?」
「痛み止めあるけど飲みますか?」
心底嫌そうな顔をしてため息を吐いた琉に、愛里咲が鎮痛薬を渡す。
定時少し前に仕事を終えた愛里咲は、男性社員から資料の片付けを頼まれた。
「持ってく」
見ていたらしい琉がファイルを持ってくれ、2人で資料室へ向かった。
「─────うぅっ…うー…ああっ」
資料室のドアを開けると、中から呻き声が聞こえてきた。
愛里咲は驚き、目の前の琉に飛びつくように抱き着いた。その勢いで、琉の手から資料の山がバサバサと床に落ちた。
背中で震える愛里咲の頭を撫でながら、琉は呻り声の主を探す。
「……津川さん? 大丈夫ですか?」
琉は、中央の机の近くで蹲る津川を見つけ、愛里咲の手を引いて近寄った。
「頭とあそこがジンジンして痛いのぉ! 琉くぅん、助けて!」
真っ赤な顔をして涙を流し、這いずりながら琉に近付く津川。
「…俺を巻き込まないでくんない?」
「痛み止めあるけど飲みますか?」
心底嫌そうな顔をしてため息を吐いた琉に、愛里咲が鎮痛薬を渡す。