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サディスティック・マリッジ
第16章 疑惑払拭‼︎
ピンッ
エレベーターが目的の階に着き扉が開く。
「そういうの興味ない」
愛里咲の手を引き、琉は振り向きもせず、津川にそう言い残してエレベーターを降りた。
琉に引き摺られるようにして歩きながら、津川の乗るエレベーターを振り返る愛里咲。
エレベーターの中では、人差し指を口に咥え、極太バイブを抜き差ししながら、津川が熱く潤んだ瞳で琉を見つめていた。
ギュッ
愛里咲は思わず琉の腕に抱き付いた。
「……何? 愛里咲もして欲しくなった?」
見上げた琉が意地悪く笑い、愛里咲は顔を引き攣らせてブンブンと首を横に振る。
「いつも言ってんだろ、愛里咲に拒否権はない」
愛里咲の腰を引き寄せる琉。
覚悟を決め、固く目を閉じる愛里咲。その瞳からは、涙が一筋零れ落ちた。
「……あ」
愛里咲の涙を指で掬いながら、琉は何かを思い出したようにその動きを止める。
「週末はフルコースだったな。楽しみは取っとくか」
そう言うとパッと愛里咲を解放する琉。
安心したような…何だか物足りないような…複雑な表情の愛里咲を、琉はいつもの意地悪な笑顔で見つめていた。
エレベーターが目的の階に着き扉が開く。
「そういうの興味ない」
愛里咲の手を引き、琉は振り向きもせず、津川にそう言い残してエレベーターを降りた。
琉に引き摺られるようにして歩きながら、津川の乗るエレベーターを振り返る愛里咲。
エレベーターの中では、人差し指を口に咥え、極太バイブを抜き差ししながら、津川が熱く潤んだ瞳で琉を見つめていた。
ギュッ
愛里咲は思わず琉の腕に抱き付いた。
「……何? 愛里咲もして欲しくなった?」
見上げた琉が意地悪く笑い、愛里咲は顔を引き攣らせてブンブンと首を横に振る。
「いつも言ってんだろ、愛里咲に拒否権はない」
愛里咲の腰を引き寄せる琉。
覚悟を決め、固く目を閉じる愛里咲。その瞳からは、涙が一筋零れ落ちた。
「……あ」
愛里咲の涙を指で掬いながら、琉は何かを思い出したようにその動きを止める。
「週末はフルコースだったな。楽しみは取っとくか」
そう言うとパッと愛里咲を解放する琉。
安心したような…何だか物足りないような…複雑な表情の愛里咲を、琉はいつもの意地悪な笑顔で見つめていた。