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サディスティック・マリッジ
第17章 最終章・結婚式

「戸籍謄本を見た! どういう事だ⁉︎ 説明しろ‼︎」
入ってくるなり、琉の父親が大きな声を出す。
白髪混じりの短髪、顔の感じは何処と無く琉に似ているが、体型は琉よりもふくよかだ。
「あー、入籍した」
表情も変えずにケロリと答えた後、琉はソファーにドカッと座る。
「そんな大事な事、何故親に言わない?!」
「今言ったじゃん? てか、座れば?」
尚も怒鳴りつける父親を、琉は笑顔で見上げ、ソファーに座るように勧めている。
拳を震わせる琉の父親を、琉の母親が押さえた。
一目見て、琉は母親似なのだとわかる。老いなど感じさせない整った顔立ち。その瞳の奥に宿る芯の強ささえも似ている。
「琉、今日私たちが来なければずっと黙ってるつもりだったの?」
あくまでも冷静に問いかける母親に、
「俺が必要だと思えば言うつもりだったよ?」
琉はにっこりと笑って答えた。
入ってくるなり、琉の父親が大きな声を出す。
白髪混じりの短髪、顔の感じは何処と無く琉に似ているが、体型は琉よりもふくよかだ。
「あー、入籍した」
表情も変えずにケロリと答えた後、琉はソファーにドカッと座る。
「そんな大事な事、何故親に言わない?!」
「今言ったじゃん? てか、座れば?」
尚も怒鳴りつける父親を、琉は笑顔で見上げ、ソファーに座るように勧めている。
拳を震わせる琉の父親を、琉の母親が押さえた。
一目見て、琉は母親似なのだとわかる。老いなど感じさせない整った顔立ち。その瞳の奥に宿る芯の強ささえも似ている。
「琉、今日私たちが来なければずっと黙ってるつもりだったの?」
あくまでも冷静に問いかける母親に、
「俺が必要だと思えば言うつもりだったよ?」
琉はにっこりと笑って答えた。

