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第17章 最終章・結婚式

ピンポンピンポンピンポン

朝からけたたましく玄関のチャイムが鳴る。

しかし、昨晩の激しい行為に愛里咲も琉もまだ半分夢の中だ。

ピンポンピンポンピンポン

居留守は許さないとばかりに鳴り止まない玄関チャイム。

「うるせぇな…」

琉が起き上がり、インターホンで対応している。
その後ろ姿を見送った後、愛里咲はまた瞼が重くなる。


「愛里咲！起きろ！」

戻ってきた琉が、愛里咲を揺さぶる。

「親が来た」

琉の言葉に、愛里咲の目がバチッと開き、ベッドから飛び起きた。