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第1章 元彼との再会

愛里咲と琉は、高校2年の夏から3年の秋まで付き合っていた。

高校生だというのに、琉のセックスは確かに上手だった。

だからこそ、央汰とのセックスにも不満を抱いてしまうのかもしれない。


(でも、変態だもん……)


琉はSっ気があった。

その上、独占欲が強く、束縛もひどかった。

クラスメイトの男子と話していただけでも、お仕置きと称して、空き部屋で恥ずかしい格好をさせられたり、縛られたりしていた。

琉は、お仕置きでなくても、セックスの時に、縛ったり、目隠ししたりするのが好きだった。

それでも愛里咲は、優しくて頼れる琉が好きだった。

たまに見せる無邪気な笑顔にドキドキした。


だけど─────…

高3の秋、

クラスメイト数人の男女でカラオケに行った時、脅し程度だが首を絞められ、怖くなった愛里咲は琉に別れを告げた。