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サディスティック・マリッジ
第4章 卑猥な噂
「夏川くん、ランチ行かない? 美味しいお店見つけたの」
昼休みを告げるベルが鳴り、津川が琉に駆け寄る。
(やっぱ、津川さんは琉ちゃんが好きなのかなぁ?)
正確な年齢は知らないが、津川と琉は20歳くらい離れていると愛里咲は思う。
嬉しそうな顔をして、ベタベタと琉に触る津川。
「ここ、大丈夫だった?」
先程お茶が零れた所を心配しているのだろう。
だが、津川の手は琉の股間に触れていて、琉に勢いよく払われていた。
(本気で結婚……なんて…考えてないよね⁉︎ )
既成事実……結婚……干物……。
どこか現実的な津川の言葉に、愛里咲は不安になる。
はぁー。
愛里咲はため息をついた後、お弁当を抱えて立ち上がった。
愛里咲の最近のお気に入りは資料室。
それぞれの部署から少し離れた所にある資料室は、滅多に人も来ないし、静かで気持ちが落ち着く。
愛里咲は資料室の中の小さなテーブルを布巾で拭くと、テーブルを囲むように4つある椅子の内の一つに腰掛けた。
昼休みを告げるベルが鳴り、津川が琉に駆け寄る。
(やっぱ、津川さんは琉ちゃんが好きなのかなぁ?)
正確な年齢は知らないが、津川と琉は20歳くらい離れていると愛里咲は思う。
嬉しそうな顔をして、ベタベタと琉に触る津川。
「ここ、大丈夫だった?」
先程お茶が零れた所を心配しているのだろう。
だが、津川の手は琉の股間に触れていて、琉に勢いよく払われていた。
(本気で結婚……なんて…考えてないよね⁉︎ )
既成事実……結婚……干物……。
どこか現実的な津川の言葉に、愛里咲は不安になる。
はぁー。
愛里咲はため息をついた後、お弁当を抱えて立ち上がった。
愛里咲の最近のお気に入りは資料室。
それぞれの部署から少し離れた所にある資料室は、滅多に人も来ないし、静かで気持ちが落ち着く。
愛里咲は資料室の中の小さなテーブルを布巾で拭くと、テーブルを囲むように4つある椅子の内の一つに腰掛けた。