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サディスティック・マリッジ
第4章 卑猥な噂
「旨そうだな」
突然、頭の上で声がする。
ノロノロと見上げると、琉がお弁当を覗き込んでいた。
「……食欲ないからお腹空いてるならどうぞ」
愛里咲はそう言って箸を置いた。
愛里咲の隣に座った琉が、その箸を持ちお弁当を頬張り始める。
「あの…さっきはごめんね……その…大丈夫だった?」
愛里咲は、先程お茶が零れた琉の太腿辺りを見つめる。
「……見たい?」
「はぁ⁈ 違うしッ」
愛里咲はブンブン首を振ると、琉はお弁当から顔を上げ、愛里咲を上目遣いに見やる。
ドキッ
上目遣いの琉は、津川の言う通り”かわいい”
愛里咲の心臓は高鳴った。
「女って意外と変態だよな。あんな所で脱がせようとするし、男の股間見つめてるし?」
上目遣いのまま琉が意地悪く笑えば、”かわいい”というより”妖艶”に見える。
「津川さんと一緒にしないでよッ」
誤魔化すようにそう叫ぶと、愛里咲は琉に背を向けた。
「……あの人は異常だな。やたら触りたがる」
ため息交じりにそう言った琉に背中を向けたまま、愛里咲は心のどこかで、琉が津川に”既成事実”を作らされないか心配をしていた。
突然、頭の上で声がする。
ノロノロと見上げると、琉がお弁当を覗き込んでいた。
「……食欲ないからお腹空いてるならどうぞ」
愛里咲はそう言って箸を置いた。
愛里咲の隣に座った琉が、その箸を持ちお弁当を頬張り始める。
「あの…さっきはごめんね……その…大丈夫だった?」
愛里咲は、先程お茶が零れた琉の太腿辺りを見つめる。
「……見たい?」
「はぁ⁈ 違うしッ」
愛里咲はブンブン首を振ると、琉はお弁当から顔を上げ、愛里咲を上目遣いに見やる。
ドキッ
上目遣いの琉は、津川の言う通り”かわいい”
愛里咲の心臓は高鳴った。
「女って意外と変態だよな。あんな所で脱がせようとするし、男の股間見つめてるし?」
上目遣いのまま琉が意地悪く笑えば、”かわいい”というより”妖艶”に見える。
「津川さんと一緒にしないでよッ」
誤魔化すようにそう叫ぶと、愛里咲は琉に背を向けた。
「……あの人は異常だな。やたら触りたがる」
ため息交じりにそう言った琉に背中を向けたまま、愛里咲は心のどこかで、琉が津川に”既成事実”を作らされないか心配をしていた。