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サディスティック・マリッジ
第5章 度を超えたセクハラ
塚本の提言があったためか、愛里咲のメールについてのお咎めなどは特になかった。
メールも、上層部が全て削除してくれたと聞く。
それでも、女子社員からのイジメは変わらなかった。
「えっ⁉︎ 」
出社した愛里咲は自分のデスクの上の雑誌に驚いた。
かなりの数の雑誌が積み上げられている。
しかも全て表紙は、下着や水着姿の女性。
つまりはエッチな雑誌ばかりだ。
─────…っ
愛里咲は唇を噛み締める。
(何で⁉︎ 何でこんな嫌がらせばかりされるの⁈ )
悔しい。
でもここで泣きたくない。
愛里咲は溢れそうな涙を隠すように俯いた。
「すげー、これ千葉さんからの差し入れ?」
不意に、後ろからデスクの上の雑誌に手が伸ばされた。
「……琉ちゃん……」
琉は、愛里咲のデスクの上の雑誌を手に取り、パラパラと捲り始めた。
「うわ、これ、俺が恥ずかしくて買えなかったやつだ!」
琉の隣に佐藤が並び、雑誌を見始める。
メールも、上層部が全て削除してくれたと聞く。
それでも、女子社員からのイジメは変わらなかった。
「えっ⁉︎ 」
出社した愛里咲は自分のデスクの上の雑誌に驚いた。
かなりの数の雑誌が積み上げられている。
しかも全て表紙は、下着や水着姿の女性。
つまりはエッチな雑誌ばかりだ。
─────…っ
愛里咲は唇を噛み締める。
(何で⁉︎ 何でこんな嫌がらせばかりされるの⁈ )
悔しい。
でもここで泣きたくない。
愛里咲は溢れそうな涙を隠すように俯いた。
「すげー、これ千葉さんからの差し入れ?」
不意に、後ろからデスクの上の雑誌に手が伸ばされた。
「……琉ちゃん……」
琉は、愛里咲のデスクの上の雑誌を手に取り、パラパラと捲り始めた。
「うわ、これ、俺が恥ずかしくて買えなかったやつだ!」
琉の隣に佐藤が並び、雑誌を見始める。