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爪先からムスク、指先からフィトンチッド
第11章 3 真菜の秘密
薫樹が出張でいない休日を、ちょうど同じく恋人が出掛けているという真菜と一緒に出掛けることにする。
二人は新しくできたシューズショップに向かうことにした。
「とにかく可愛い靴が欲しいなあ」
芳香の願いに真菜は「私は最近外反母趾気味だからちょっと痛くてさー」とラインストーンのついたまつ毛をしばしばさせた。Tストラップでヒールの太いピンクのパンプスは真菜に良く似合っている。
真菜はいつも可愛いパンプスを履いていて芳香はいつも憧れていた。
足の匂いが改善したおかげで、消臭にそこまで力を入れる必要が無くなった今、欲しいものは何かと尋ねられたら『かわいい靴』なのだ。
それぞれ目的の靴の方へバラバラと向かい試し履きをすることにした。
芳香はウキウキと宝石を眺めるようにパンプスを眺める。
今履いているエナメルのストラップシューズも気に入っているが、もう少し大人っぽくて可愛いものを探す。
選び慣れていない芳香にはどのシューズも眩しく映りなかなか選択できないが、試し履きができることだけでも満足だ。
選び終えた真菜がやってくる。
「どう? 芳香ちゃん、いいのあった?」
「うーんとね、これとこれで迷ってるの」
どちらもアイボリーの革製でバックにリボンが付いているが、爪先の形がポインテッドトゥかオープントゥの違いがある。
「ああ、オープンいいじゃない」
「靴が空いてるって、平気かなあって思って……」
「ふふふっ。通気性がいい方がいいんじゃない?」
「そ、そっか。じゃ、こっちにしようかな」
「うんうん、芳香ちゃん、お手入れしてるだけあって足すごい綺麗じゃん。ペディキュアでも塗って爪先見せなよー」
「ええっ!? 爪先を見せるの?」
「うん。そうだよ?」
隠し続けてきたものを見せるという発想がなかったため真菜の発言にドキリとしたが、ペディキュアの魅力に芳香はうっとりした。
「ふふっ、買い物したらのんびりできるとこでランチしようよ」
「うんっ!」
新しい靴を購入し、二人はホクホクとランチに向かった。
二人は新しくできたシューズショップに向かうことにした。
「とにかく可愛い靴が欲しいなあ」
芳香の願いに真菜は「私は最近外反母趾気味だからちょっと痛くてさー」とラインストーンのついたまつ毛をしばしばさせた。Tストラップでヒールの太いピンクのパンプスは真菜に良く似合っている。
真菜はいつも可愛いパンプスを履いていて芳香はいつも憧れていた。
足の匂いが改善したおかげで、消臭にそこまで力を入れる必要が無くなった今、欲しいものは何かと尋ねられたら『かわいい靴』なのだ。
それぞれ目的の靴の方へバラバラと向かい試し履きをすることにした。
芳香はウキウキと宝石を眺めるようにパンプスを眺める。
今履いているエナメルのストラップシューズも気に入っているが、もう少し大人っぽくて可愛いものを探す。
選び慣れていない芳香にはどのシューズも眩しく映りなかなか選択できないが、試し履きができることだけでも満足だ。
選び終えた真菜がやってくる。
「どう? 芳香ちゃん、いいのあった?」
「うーんとね、これとこれで迷ってるの」
どちらもアイボリーの革製でバックにリボンが付いているが、爪先の形がポインテッドトゥかオープントゥの違いがある。
「ああ、オープンいいじゃない」
「靴が空いてるって、平気かなあって思って……」
「ふふふっ。通気性がいい方がいいんじゃない?」
「そ、そっか。じゃ、こっちにしようかな」
「うんうん、芳香ちゃん、お手入れしてるだけあって足すごい綺麗じゃん。ペディキュアでも塗って爪先見せなよー」
「ええっ!? 爪先を見せるの?」
「うん。そうだよ?」
隠し続けてきたものを見せるという発想がなかったため真菜の発言にドキリとしたが、ペディキュアの魅力に芳香はうっとりした。
「ふふっ、買い物したらのんびりできるとこでランチしようよ」
「うんっ!」
新しい靴を購入し、二人はホクホクとランチに向かった。