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爪先からムスク、指先からフィトンチッド
第14章 6 香りに満ち満ちて
薫樹は芳香のボブの髪をそっと耳に掛け、頬に触れ唇を重ねてくる。ゆっくり時間をかけ、唇の温もりを確認したのち、またゆるゆると舌が唇を舐め、濡らし、そっと内部へ忍び込む。
優しく甘い口づけを交わしながら薫樹は芳香を横たわらせる。
芳香がはっと気づくと薫樹はすでに裸体を晒している。ぼんやりとした照明の下で薫樹の白い肌と眼鏡が光る。
薫樹は芳香のパジャマのボタンを一つ一つ外す。その下にはしっかりとブラジャーをつけていた。
背中のホックに手を掛けられたとき、芳香はぎゅっと目をつぶる。小さい膨らみを見られることが恥ずかしい。
「寒くない?」
上半身を脱がせてしまうと薫樹は気遣うように尋ねる。
「は、はい。寒くないです」
緊張と興奮で温度など芳香には分らなかった。パジャマのズボンとショーツをおろされた時には心臓の音しか分からなかった。
薫樹に服を脱がされただけで、やけに興奮し身体の内部が熱くなってくる。
肌と肌が重なり合う。薫樹の滑らかな肌が、汗ばみしっとりした芳香の肌を這う。
口づけと肌を触る大きな手の感触にいつもはリラックスすることもあるが、今日は違う。
両手で薫樹は両乳房を包み込み、揉みしだく。
彼は以前芳香が言ったように上から順番に下へ降りてくるようだ。
小さな乳房を揉まれながらやはり小さな突起を舐められ甘噛みされ芳香は呻く。
「あっ、あっ、うっ、ふっ」
舌はゆるゆると円を描き動く。芳香の香りが強くなってきた。
「いい香りがする。今日はたっぷりと楽しもう」
「あぁ、はぁ、や、だぁ」
羞恥心により言葉だけで抵抗を見せるが、ルームフレグランスの効果だろうか、いつもの彼女よりも声が甘くおねだりをする猫のようになっている。
早く強い芳香のもとへ薫樹は急ぎたかったが、ぐっと我慢をし、最後の楽しみのように太腿と膝に舌を這わせようとし、少し身体の向きを変えた。
優しく甘い口づけを交わしながら薫樹は芳香を横たわらせる。
芳香がはっと気づくと薫樹はすでに裸体を晒している。ぼんやりとした照明の下で薫樹の白い肌と眼鏡が光る。
薫樹は芳香のパジャマのボタンを一つ一つ外す。その下にはしっかりとブラジャーをつけていた。
背中のホックに手を掛けられたとき、芳香はぎゅっと目をつぶる。小さい膨らみを見られることが恥ずかしい。
「寒くない?」
上半身を脱がせてしまうと薫樹は気遣うように尋ねる。
「は、はい。寒くないです」
緊張と興奮で温度など芳香には分らなかった。パジャマのズボンとショーツをおろされた時には心臓の音しか分からなかった。
薫樹に服を脱がされただけで、やけに興奮し身体の内部が熱くなってくる。
肌と肌が重なり合う。薫樹の滑らかな肌が、汗ばみしっとりした芳香の肌を這う。
口づけと肌を触る大きな手の感触にいつもはリラックスすることもあるが、今日は違う。
両手で薫樹は両乳房を包み込み、揉みしだく。
彼は以前芳香が言ったように上から順番に下へ降りてくるようだ。
小さな乳房を揉まれながらやはり小さな突起を舐められ甘噛みされ芳香は呻く。
「あっ、あっ、うっ、ふっ」
舌はゆるゆると円を描き動く。芳香の香りが強くなってきた。
「いい香りがする。今日はたっぷりと楽しもう」
「あぁ、はぁ、や、だぁ」
羞恥心により言葉だけで抵抗を見せるが、ルームフレグランスの効果だろうか、いつもの彼女よりも声が甘くおねだりをする猫のようになっている。
早く強い芳香のもとへ薫樹は急ぎたかったが、ぐっと我慢をし、最後の楽しみのように太腿と膝に舌を這わせようとし、少し身体の向きを変えた。