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ヘタレ男の夏の星空
第1章 ヘタレ男の夏の星空



『花火3000発!!!
日時:8月31日(日) 19時から
場所:さかえ海岸 』


「花火…死ぬ前に一度見たいな」



ガラーー

「ナツ! 見舞い来てやったぞ」

「浩ちゃん! いっつもわりぃな」


幼馴染で同じ年の夏樹は生まれつきの病気で生きてる18年のうち、半分以上を病院のベッドの上で過ごす。
そんな夏樹のために学校から勉強のためのプリントを渡すのが俺の日課。
まあ今は夏休みだから、ただ見舞いに来てるだけ。

ナツが何の病気かは詳しくはわからない。
ただ、ナツの両親から聞かされてるのは、あんまり長生きできないってこと。
20歳まで生きれるかわからないってことだ。


ベッドに備え付けのテーブルに花火大会を知らせるポスターが置いてある。


「ナツ……花火、見たいの? 」

「見たいなあ。こっからだと見れないからな」

「……俺が、看護師とかに聞いてやろうか? 」


ホントは軽々しくこんなことを言っちゃいけないのはわかってる。

ただ、ナツの両親に頼まれた。


「いつ何が起きるかわからないから…なるべく夏樹の好きにさせてあげたい」

長くても、あと2年もつかわからないからと。
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