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午睡の館 ~禁断の箱庭~
第3章 おまけ
「見て、櫻子……花火、綺麗だよ」
雅弥はそう言って櫻子の顎を持ち上げるが、最奥を突かれていきそうに身悶えしている櫻子はそれどころではなかった。
「お兄様ぁ……奥……奥がぁ……!」
もはや涙でぐちょぐちょになった顔で、小さな櫻子は押し寄せる快感の波と戦っていた。
「可愛い……櫻子」
雅弥は意地悪をするように、櫻子の腰を少し持ち上げる。
「やあ! 奥……おく、ほしいのぉ……」
我慢できなくなってそう叫んだ櫻子に「ああ、そんな事をおねだりされたら、私も達してしまいそうだ」と雅弥が耳元で囁く。
そして待ちわびたもので子宮をごつごつと突かれた時、櫻子はあまりの刺激に叫ぶと同時に意識を手放してしまった。
花火が最後の見せ場、スターマインを打ち上げ終わり、辺りに波の音しかしなくなった頃、抱かれたままの櫻子がゆっくりと意識を取り戻した。
下半身にまだ兄のそれを咥えたまま自分に、櫻子は真っ赤になる。
「お、お兄様は……? 櫻子じゃ、気持ち良くない……?」
まだ一度も達していない雅弥に、櫻子は不安そうに眉根を寄せる。
「櫻子の中が気持ち良すぎて、いくのがもったいなさ過ぎたんだ」
そう余裕そうに呟いた雅弥を、櫻子がその大きな漆黒の瞳で睨む。
「何で睨むの?」
「……私ばっかり、狡いです……。お兄様の恥ずかしいところ、私も見たいの……」
頬を膨らませた妹に、雅弥は破顔する。
「じゃあお言葉に甘えていかせてもらうよ……。でも櫻子の方が先にダウンすると思うけれど……」
雅弥はそう言って悪戯っぽく笑うと、膝に抱きかかえた妹を片手で支え下から突き上げ、もう片方の手で秘芯を辿る。
「きゃあ……!」
あまりの刺激に櫻子の背中が反る。
と同時に櫻子の中がぎゅうぎゅうと雅弥を締め付け、その苦しさに雅弥の顔が歪む。
「ああ、良過ぎるよ、櫻子!」
その後散々いかされた櫻子は自分に与えられる快楽を受け止めるだけで精一杯で、雅弥の「恥ずかしいところ」を見ることは出来なかったのだった。
お~しま~い。