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Vシネマ「箱女 見られる人妻」
第3章 ≪映画のあらすじ≫②
「ちがう。上。 もっと上」

業を煮やした江梨子が、春山の手を掴んで薄め目を開けてつぶやく。
「やるなら、ちゃんとやってよ」
慌てる春山。腰を抜かしながら
「わああ、見るな!」

「やっぱり貴方だったのね。春山さん」
「春山じゃなくて、ハルクだ」

これまでの抑圧から解放された江梨子は、朗らかな喜びでコトコトと笑い続けた。頭が拭われたように澄んでくる。
「ごめん。ハルクさん。・・・それじゃぁ私も江梨子じゃなくてエリーよ」


自分から積極的に唇をハルクに重ねるエリー。
ねばついたキスの音が、春山の耳をくすぐった。
「触って」とつぶやくエリー。
たわわに揺れる柔らかな巨乳にハルクの指が喰い込んでいく。
「快感」
エリーは春山の耳元でつぶやく。


匿名性や自分の殻から抜け出して、自分の欲望に忠実な女になった江梨子は、たくましく春山をリードしていく。
女子高生風の若い女性がマスクで顔を隠してエッチな行為を自撮りし、動画配信していた頃とは豹変した濃艶な美貌が、春山の肉棒を口に含み淫らな愉悦を、どっぷりと与える。

春山の腰の上に自分の腰を重ねて、ふくれ上がる肉の快楽に呑み込まれた江梨子は、頭の中まで焼き尽くされたような顔立ちをしていた。
悦楽を貪るように、狂おしく腰をゆすって、よがり声を昂らせる。

「上になって」と江梨子は春山の耳元でささやく。

粘膜をへだててこすれ合う肉棒の感触に、江梨子は焼き尽くされてうつろになり、いっそう歓喜が高まっていくのだった。
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