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失恋しても好き過ぎる
第11章 11
1週間後。土曜日の午後1時。1回きりであろうと思っていたLINEのメッセージは、今日再び送られて来る事になってしまった。
『今、何してる?』
何してるって……。今は、カフェで美嘉ちゃんとランチ中だ。新しくオープンしたばかりで、お洒落だったから行ってみようと前々から約束していた。
「月、どうしたの?」
「鷹田君からLINE来た……」
「あのチャラ男から?」
チャラ男か……。そう受け取るよね。彼女いるのに、私と付き合ってたんだから。
「で、LINE返すの?」
「返さないよ!」
アイスコーヒーを飲みながら興味深そうに美嘉ちゃんから聞かれると、私は即答して、携帯をテーブルの上に置いた。