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失恋しても好き過ぎる
第11章 11
「また鷹田君から?」
「うん……」
「何だって?」
「彼女とは別れたって……」
「はー?ほんとかね?何を今更!」
「ほんと、鷹田君ってこんな人だったんだね」
呆れる美嘉ちゃんに対して、私は苦笑いをすると、
「LINE、返さなくて良いの?」
「怜さんが返さなくて良いって……」
再び携帯をテーブルの上に置く。
「怜さんがでしょ?月は?」
美嘉ちゃんの言う事は分かる。私と鷹田君は中途半端なまま。ちゃんと終わっていない……。
「しっかり話さないと、後々後悔するかもよ?」
美嘉ちゃんが続けて言ってくれた助言に、私は頷いていた。