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失恋しても好き過ぎる
第12章 12
そのまま何と返したら分からず、困惑していると、
『会いたい』
続けて送られてきて、固まってしまった。
…いや、無理無理無理無理!断ろう。
「どうした?」
「あ、怜さん……」
鷹田君に返事を返そうとして、後ろから怜さんに話し掛けられると、
「LINEが来まして……」
苦笑いをしたけど。
「LINE?ああ……見せて」
私の言葉を聞いて、すぐに勘づいたようで、ソファの後ろに立ったまま怜さんは私の携帯画面を覗き込む。
そして、何を血迷ったか、
「会えば?」
そう言った……。