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失恋しても好き過ぎる
第12章 12
そんな都合のいい話を信じろって?無理だよ……!
「兎に角、私彼氏が出来たから……お互い元気で」
ニコッとほほ笑むと、鷹田君と目が合った。落ち込んでいた顔から、獣のように冷たくなる顔。そのままTシャツの襟元を掴まれると、強く引っ張られ、
「無理だから」
唇にキスをされる。ええっ?!ここカフェだから!というか何?!無理って!
「ん、んー!」
離れようとするも、力づくでTシャツを掴まれ、顔の角度を変えながら強く吸われる唇。ようやく離して貰えたかと思うと、
「月、俺別れないから」
無表情でそう言われて、呆気に取られるしかなかった。