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失恋しても好き過ぎる
第2章 2
「猫田ちゃん、飲まないの〜?」
「あ、うん」
「家でも飲まないの?」
「あんま飲まないかな!」
PM7時。
居酒屋内は客で溢れ、人々の話し声で賑わっている。
団体客の私達は個室。
4年ぶりの同窓会には、高校三年生の時のクラスメイト達が半分程の人数参加していた。
運良くまた、鷹田君の斜め前の席をGET!
店内に入ってからずっと話し掛けてくるのは、鷹田君の隣にいる宮浦君ばかりだが……。
「猫田ちゃん、そいえば央に懐いてたよね〜。高校の頃はまた猫が来た、猫が来たって言ってたな〜」
「それペット扱いやん!」
「可愛がってたんだよ!俺と央!猫田ちゃんのこと!」
「嘘つけ!こっちは三回もふられとるわ!」
テーブルを挟んで宮浦君と話していると、私の言葉に宮浦君と私の隣に座る友人の美嘉が爆笑した。