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失恋しても好き過ぎる
第2章 2



そのまま数十歩程歩くと、鷹田君の隣に並んで歩く。



何か話そう。



そう思っていると、意外と先に話し出したのは、鷹田君の方だった。




「猫田さ、バカ?」



「えっ?!」



「居酒屋で、普通言わないだろ」



「何を?」



「好きとか、人前で告白してんじゃねーよ」



「ごめん……」




不機嫌極まりない鷹田君の言葉に、謝るしかなかった。




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