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失恋しても好き過ぎる
第1章 はじまり
それでもめげずに3回目の告白をしたのは、高校を卒業して半年経った頃―――
高校の同窓会で再会し、我慢出来ずに告白してしまった。
『やっぱり、好きです……。鷹田君……』
居酒屋で皆ワイワイ飲んだり食べたりしている最中。斜め前に座っている鷹田君の姿しか、私の眼中にはなかった。
……ああ、カッコイイわ、鷹田君。
王子。王様。好き。好き過ぎる。
『セフレならなっても良いよ?』
烏龍茶片手に、そう言ってニヤリと笑う鷹田君。それが鷹田君との、最後の思い出となった―――