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失恋しても好き過ぎる
第5章 5
1カ月後―――
今日は職場の飲み会。
これも仕事の一貫である。
「あー、課長可愛い〜」
「涼子ちゃん、課長の事好きだね」
「Loveじゃないよ?私彼氏いるし。like!」
「あはは。課長、ちょっと抜けたとこあるもんね〜」
「そう!そこも良いんだよなぁ〜!」
「涼子ちゃんしっかりしてるから、母性本能くすぐられるのかもね」
職場の近くの居酒屋で、飲み会が始まって2時間。
そろそろお開きだろう。
ぼちぼち眠くなりながら、腕時計を見ると、時刻は11時。
「課長、結構会社の女子に狙われてるもんね〜」
「へぇ〜」
遠くの席に座る課長を眺めながら、涼子ちゃんの話しに相槌を打つ。
すると課長が私達の方へ近付いてきたので、少しドキッとした。