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失恋しても好き過ぎる
第7章 7
うおぉぉぉぉ!
ついに!
ついに!
鷹田君の彼女になったぁぁ!!!
よっしゃぁぁ!!!
「おはよう、月ちゃん。朝からこれ言うのも何だけど………目がいってるよ」
「涼子ちゃん……!おはよう!」
翌週の月曜日。
会社に出社して、自分のデスクの椅子に座ってガッツポーズをしていると、出社したばかりの涼子ちゃんから話し掛けられて、私は喜びを隠せずにいた。
「あ〜……なるほどね。処女卒業、おめでとう」
しかも、何も話していないのに、涼子ちゃんから笑顔で拍手されると、驚いてしまう。
「えっ?!涼子ちゃん、何で分かるの?!」
…と、同時に、近くから叫び声が聞こえてくると、もっと驚いた。
「しょ、処女卒業?!」
課長だ。
課長が、自分のデスクから私達を見て………泣いている。