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失恋しても好き過ぎる
第7章 7
―――処女卒業。
それは凄く幸せな事だった。
あの日、鷹田君から部屋に泊まる?と聞かれた日。
私は寝室のベッドで、鷹田君に抱かれた。
恥ずかしいので寝室の電気は消して貰い、暗闇の中ベッドの上で鷹田君から覆いかぶさられ、聞こえてくる声にドキドキしていた。
『脱がすよ』
『はい……』
『てか、月………少し、離れて良い?くっつき過ぎて、俺動けないんだけど……』
『えっ?!』
緊張し過ぎて、鷹田君の首に強く抱きついていた私は、恥ずかしさで動揺しながら、手の力を緩める。
『ごめんなさい……』
『いや、良い。可愛いよ』
額に優しくキスをされて、本当に鷹田君の彼女になったんだなと思った。