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アンケート御礼小話詰め合わせ(_ _)
第1章 XXXXになりたい(松森光・工藤るり)
「やだ!ヒカリちゃんったら、『ゲロゲロ!』みたいな顔しない!!」
「ぐ……誰のせー……」
「ごめーん、図星突いて!お詫びに、協力して上げよっか?」
「え゛。」
「だってさ、気になってるのってこれでしょ?『愛され読者に聞きました!うちの彼って、』」
「わー!!わあああああああああ!!!!」
止めて!もう止めて、赤っ恥の上塗り厚塗りだからほんっと止めて!
「んー、やっぱり……」
お菊さんは、にやーっと笑った。
「るりちゃんさー、ほんっと、美人さんだもんね?若いもんね?良い子だしね?モテまくっちゃうよね?心配だよね?」
「うー……」
ぐっさぐさクる。
そんな、畳み掛けねーでも。
「そーゆーことなら任せなさい、光クン!早苗ちゃん、昔の恩返ししてあげる!」
昔の呼び名を持ち出したお菊さんの、目が据わっている……。
こうなったら、どうしようもない。多分橋本さんでも止められねー……ってか、きっと知られたらノリノリで乗っかってくるだろう。
「……はい……宜しく、お願いしまーす……」
俺は、全てを諦めた。
諦めて生贄の仔羊になる覚悟を決めて、頭を下げる振りをして、項垂れた。