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アンケート御礼小話詰め合わせ(_ _)
第1章 XXXXになりたい(松森光・工藤るり)

   *

「ただいま。」
「光!おかえりなさ……ぃんっ!?」

 菊さんに授けられた悪知……アドバイスと共に玄関を入ったら、るりの弾んだ声が……
 ……途中で、止まった。

「……るり?どうかした?」
「ひかるっ……かっ……」

 言葉にならねーらしい、るり。
 どうかした?じゃねぇよ、俺!白々しいな!

「ああ……こういうのも、たまには良いかな?って……」

 ちょ!!誰だ、コイツ!!
 ヒカリ、これからは女優業もやんのかよwww
 仕事が終わった後、いろいろ調達して手ぐすね引いて待ってた菊さんにきちんと化粧を落とされて、有無を言わさずスーツを着せられ、タクシーに乗せられた。ネクタイはちげーけど、スーツはなんと喪服だ。橋本さんとこに置いて有んのをわざわざ取りに行って持ってきたらしー……すげー行動力なwww

「いいっ、すごくいいっ……かっこいいっ……!」

 るり、俺のちゃんとした格好、大好きなんだよなー……窮屈だから滅多に着ねーのが申し訳無くなるくれー、目がうるうるして、ハートが浮かんでる……

「上着、預けていい?」
「うんっ……!」

 指示された通りに言うと、頬っぺたを真っ赤にしてこくこく頷いて、スーツの上着を受け取ってくれた。
 エプロンの胸にきゅっと抱きかかえて、ほーっと溜息を吐く。
 俺の匂いも好きだよね、るり……?
 俺も、大好き!るりの匂い!!
 ぎゅーってして、一日汗かいた髪とか首筋とか胸の谷間とか、思いっ切り、クンクンしてー!
 ……禁止されてっから、今は我慢だ。
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