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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第1章 1日目
「なにこれ?外より暑いよ!すごい散らかってる!」
桃香ちゃんは、あきれたように言った。
留守中、閉めきっていたので、暑いのは当然だ。僕はため息をついて、エアコンのスイッチを入れた。
一体どういう事だ?この子は何者だ?僕は困惑して説明を求めようとした。
「あのね、君…」
「桃香だよ。ももって呼んで」
「えっと…ももちゃんは、なんでここに来たの?」
ももちゃんは座ると、ショルダーバッグから封筒を出して、僕に手渡した。
「お父さんからだよ」
それは僕の従兄弟、大橋亮からの手紙だった。
彼は僕より3歳年上だ。
元々両親と仲が悪く、大学卒業と同時に絶縁宣言をして家を出てしまった。15年前の事だ。
以来誰も亮の行方は知らない。
彼の両親も、今は亡くなっている。
桃香ちゃんは、あきれたように言った。
留守中、閉めきっていたので、暑いのは当然だ。僕はため息をついて、エアコンのスイッチを入れた。
一体どういう事だ?この子は何者だ?僕は困惑して説明を求めようとした。
「あのね、君…」
「桃香だよ。ももって呼んで」
「えっと…ももちゃんは、なんでここに来たの?」
ももちゃんは座ると、ショルダーバッグから封筒を出して、僕に手渡した。
「お父さんからだよ」
それは僕の従兄弟、大橋亮からの手紙だった。
彼は僕より3歳年上だ。
元々両親と仲が悪く、大学卒業と同時に絶縁宣言をして家を出てしまった。15年前の事だ。
以来誰も亮の行方は知らない。
彼の両親も、今は亡くなっている。