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星逢いの灯台守
第4章 上海ローズ
…唐紅色のチャイナドレスの裾が乱れ、由貴子の白く形の良い太腿が露わになった。
「…あ…」
慌てて直そうとする白い手を、宮緒の大きな手に押し留められる。
「…見せて、由貴子…」
…その手はとても熱く、男の滾るような情欲が伝わってきた。

別居するようになってから、性の営みは途絶えていた。
同居していたときは、日に何度も身体と愛を交わし合っていたのに…。

宮緒と同じく、由貴子の性愛への欲望も昂まっていた。
由貴子はそっと手を離した。

男の手がチャイナドレスの裾をゆっくりと捲り上げる。
「…っ…!」
由貴子は思わず身体を震わせる。
「…何度抱いても由貴子はうぶだね。
脚を見せることくらいで恥ずかしがって…」
男が小さく笑う。
…歳下の癖に、余裕に満ちた男の態度が憎らしくなる。
唇を噛み締め、羞恥に耐える。

「…ああ…相変わらず綺麗だ…。
由貴子の脚は作り物のように華奢で綺麗だね…。
吸い付くようなきめ細かい肌…ほっそりしているけれど、太腿は肉付きが良くて…とても色っぽい…」
男の大きな手が由貴子の太腿を大胆に這い回る。

「…ああ…っ…」
思わず声をあげたのは、宮緒が太腿にそっと口づけたからだ。
…熱い唇…そのあわいから、熱い舌先が由貴子の太腿をちろちろと舐めた。
「んんっ…ああ…」
…熱い舌はそのまま太腿の奥へとゆっくり進んでいった…。





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