パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第4章 上海ローズ

「…由貴子…！」
宮緒は呻くように叫ぶと、由貴子の脚を荒々しく押し開き、抱え込んだ。
手早くベルトを外し、スラックスの前を寛げる。

由貴子ははっと息を呑んだ。
…男の牡は美しい名刀のように硬く鋭く兆し、天を仰いで聳り勃っていたのだ…。

「…慣らさなくても、大丈夫…？」
宮緒は端正な…しかし熱い色香に溢れた眼差しで由貴子をひたりと見つめた。

「…きて…。今すぐほしいから…」
「由貴子…！」

頷く由貴子のほっそりとした白い脚を抱えると、まるで野蛮な海賊のように黒いレースの下着を剥ぎ取る。
…まだ完全に脱がされていないというのに、男はその長大に屹立した牡を由貴子のしっとりと潤う花芯に押し当てた。
…宮緒は上着を脱いだだけの姿、由貴子もドレスを身に纏ったままだ…。
切羽詰まったような自分たちの姿に淫らな興奮が昂ぶる。

「…ああっ…！…い…や…ぁ…はいって…」
熱く硬い男の切っ尖が傍若無人といった風情で由貴子の淫肉に押し入ってくる。
分かっていても…何度犯されても、思わず抗ってしまう。
震える由貴子の可憐な口唇を思う様貪りながら、男は荒々しく奥へと進む。
「……あぁ…あつ…い…」
「…久しぶりだから…狭いね…。
狭くて…きつい…」
…いやらしいからだだ…。
淫らに囁かれ、耳朶を噛まれて由貴子は呻いた。
同時に、男の牡が最も柔らかく熟した最奥の媚肉に到達したのだ。
「あぁ…っ…！…んん…っ…」
「挿入ったよ…全部…」
…ほら…触って…
艶めいた声で告げられ、震える手を二人の結合部へと導かれる。
「…あ…」
…限界まで開かれた花弁は男の硬く熱く長大な牡を根元まで受け入れていた…。
指先に、己れの溢れるような熱い花蜜が触れる。
前戯もなく、こんなにも体内から欲望の愛蜜が滴り落ちていることに、羞恥と…それを上回る悦びを感じる。

「…こんなに濡れて…。
由貴子は本当に淫乱な奥様だ…」
ゆるゆると逞しい腰を動かして、揶揄するように微笑う。
「…こんなに淫らなからだで、どうやって一人の夜を過ごしたの…？」
「…んっ…」
貌を背け、首を振る。
…早く男が欲しくて、無意識に腰を揺らす。
宮緒が形の良い唇で微笑い、顎を捉える。
「…だめだよ。お仕置きなんだから…。
ちゃんと答えないと、由貴子を犯してあげないよ…」

…ねえ、自分で慰めた…？
男が執拗に甘い声で尋ねた。