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不倫のはて
第5章 危険な出会い
携帯のメールを知らせる
着信音に 苛立ちを感じる。
あれほど メールがくることが
楽しかったのに
今は メールに怯えた日を送っている。
コージ
この名前をみることが
どれほど 怖いだろう。
ほんのちょっと
不満を吐き出したかっただけ・・・
どこにでもいる主婦が
ちょっとした火遊びで・・・
一人でいると
不安と恐怖で
気が狂いそうになってくる。
不安を感じながら
携帯を開いてみる。
受信ボックスを見ると
『一度会って話したいですね。
連絡お待ちしてます。』
ナオキ 45歳
「あっ 前に一度メールもらった人。」
『暑い日が続きます。
お身体に 気をつけて。』
ヨウコ
ナオキさん・・・
ナオキさん・・・
その名前の人だけは
返信したかった。
私が考えている人ではないかもしれないけど
どうしても
返信したいと思った。
でも 誰かに会ったり
また 誰かと付き合ったりは
嫌だった。
もう すべて 終わりしたい・・・・