この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
会社のドSな後輩王子に懐かれてます。
第6章 会社の同僚「蛇塚さん」
────朝。
ぐっすり眠れた私の身体は万全。
痛いところもだるいところもない。
すごいな、少しセーブしてくれるだけで
こんなに身体の楽さが違うんだ。
…さて。
今日も普通にお仕事ということで、
私達は出勤の準備をしていたんだけど…。
「ま、待って。白馬くんコレ……」
蛇塚さんから昨日送った写真の返信が届いていた。
その内容が。
『昇天』
は、白馬くんが言ったとおり浄化されてる────!
「あーあ、だから言ったじゃないっすか。半分冗談だったけど。」
彼が片手でYシャツのボタンを留めながら
画面を覗き込んできた。
半分冗談ということは半分本気だったってことだよね。
うーん流石。
色んな意味で感心していると、
白馬くんが準備を進めながら単調な声で聞いてきた。
「ねぇ先輩、蛇塚さん?てどの部署っすか?」
「え?うーんと、確か営業だったはずだけど。」
彼が他人に興味を示すなんて珍しいな。
なんか、白馬くんと蛇塚さん仲良くなれる気がする。
雰囲気の系統似てるし。
「営業ね、あざっす。」
「うん。なにか話しに行くの?」
興味本位で聞いてみると、彼は視線を横に移し、
ボソッと呟いた。
「…万が一のための確認、かな。」
…よくわからないけど、
またなにか企んでるんだろうなぁ…。
白馬くんが言葉を濁すときって、大体そうだから。