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会社のドSな後輩王子に懐かれてます。
第6章 会社の同僚「蛇塚さん」



────朝。

ぐっすり眠れた私の身体は万全。
痛いところもだるいところもない。

すごいな、少しセーブしてくれるだけで
こんなに身体の楽さが違うんだ。



…さて。
今日も普通にお仕事ということで、
私達は出勤の準備をしていたんだけど…。


「ま、待って。白馬くんコレ……」

蛇塚さんから昨日送った写真の返信が届いていた。
その内容が。






『昇天』






は、白馬くんが言ったとおり浄化されてる────!


「あーあ、だから言ったじゃないっすか。半分冗談だったけど。」

彼が片手でYシャツのボタンを留めながら
画面を覗き込んできた。
半分冗談ということは半分本気だったってことだよね。
うーん流石。

色んな意味で感心していると、
白馬くんが準備を進めながら単調な声で聞いてきた。


「ねぇ先輩、蛇塚さん?てどの部署っすか?」
「え?うーんと、確か営業だったはずだけど。」

彼が他人に興味を示すなんて珍しいな。
なんか、白馬くんと蛇塚さん仲良くなれる気がする。
雰囲気の系統似てるし。


「営業ね、あざっす。」
「うん。なにか話しに行くの?」


興味本位で聞いてみると、彼は視線を横に移し、
ボソッと呟いた。


「…万が一のための確認、かな。」


…よくわからないけど、
またなにか企んでるんだろうなぁ…。

白馬くんが言葉を濁すときって、大体そうだから。



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