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会社のドSな後輩王子に懐かれてます。
第2章 お泊り会
────うっすら瞼を開ければ、ぼんやりと視界に映る人の影。
白馬くん…?
今は夜?それとも朝?
寝ぼけた頭じゃ目の前の人物が白馬くんであるということしか理解できない。
ボーッと彼の顔を眺めていると、彼は申し訳なさそうに、とても小さな声で呟いた。
「…ごめんね、先輩。」
「…ッ、白馬く…?」
その刹那、首にピリッとした衝撃が走る。
それと同時に、肌が空気に晒される感覚。
その違和感に下を向けば、私の格好はショーツのみ。
いつの間に脱がされたのだろう。
着ていたシャツで手首が縛られ身動きも取れない。
え、待って?ほぼ全裸で身体も拘束され…
って、コレ真面目にヤバイやつだ…!
「ねぇっ、白馬くん何してるの?!」
「今夜覚悟してって言ったよね?」
────『今夜覚悟してね。』
言った。確かに言ってた。
あの時電話で伝えられた言葉は「お酒に付き合って」とか、そんな意味じゃなかったんだ。
今更言葉の意味を理解し、みるみる血の気が引いていく。
そんな私の様子に目もくれず、彼が私の上に覆いかぶさってくる。
熱に浮かされた色っぽい表情。
そのまま胸に手を這わせ、優しく揉みしだいてきた。
「ねぇ白馬く…ッ、ンぁぁっ」
「先輩って着痩せするタイプ?意外と胸大きいね。」
割れ物を扱うように、優しく、ゆっくりと。
抵抗しなきゃ、このままじゃ絶対流される…!
って、さっきから縛られた手で必死に押し返してるんだけど、全くびくともしない。
男と女だもんそりゃそうだよね〜!
そうこうしてる間にも彼の愛撫は止まらなくて。
勃ってしまった乳首をわざとらしく掠められ、思わず声が漏れてしまう。
その反応を見るなり、彼がニヤリと微笑んできた。
「いいね、その声。」
「ふぇ…?」
そこから彼が調子付いた。
さっきまで優しく揉んでいた手がいきなり乳首を摘む。
そのままクリクリと左右に擦られ、突然の刺激に腰が跳ねた。
「ぁっ…ん、待って白馬くっ、んぁっあっ」
「うーんちょっと微妙だな、これはどう?」
だめだ、全然耳を貸してくれない。
それどころか私の弱い触り方を研究しだす始末。
摘んで、捏ねて、擦って。
どれも気持ちよくて声が出るのに、全然満足してくれない。