この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
会社のドSな後輩王子に懐かれてます。
第12章 兎と蛇
「とにかく今は、大人しく俺に喰われてろ。」
ギラついた鋭い眼差しで告げると、
蛇がビクッと肩を震わせた。
頬を赤くしたまま、彼女が視線を横に逸らす。
「……兎が蛇を食べるだなんて、おかしな話ですわ……。」
相変わらずの減らず口。
俺は彼女の額に己の額をくっつけて、不敵に微笑んだ。
「弱肉強食なんかいつでも覆せんだよ。兎舐めんな。」
そう言って、彼女の唇にキスを落とす。
すると、彼女は少しびっくりしたような顔を見せるも、
すぐに幸せそうに力なく笑った。
俺は上体を起こして、自分の下着を脱ぎとる。
彼女のショーツに手をかけ、「ほら」と催促すると、
彼女はあっさりと腰を上げてくれた。
彼女の足からショーツを抜き去り、
ぐしょぐしょに濡らされたナカに
俺のモノをあてがう。
「痛ぇかもしんねぇけど耐えろよ。」
「平気よ、わたくしは強いもの。ひと思いに来て。」
自信満々に言う彼女の言葉に、クスッと笑みがこぼれる。
「……いくぞ。」
俺の声にコクリと頷く彼女。
その瞬間、俺は勢いよく彼女の身体を貫いた。
────グチュン!
「んぁあッ────!!」
布団を掴んで声をあげる彼女。
思ったより痛そうな様子はなく、
どちらかというと気持ちよさそうな声だ。
「はっ……きっつ……」
腰を動かさず、そのまま彼女に覆いかぶさる。
もし痛かったらやべぇしな。
俺は身体を強張らせる彼女の頬に手を添え、
唇にそっとキスを落とした。
「大丈夫か……?」
「ええ、平気……っ。どうぞ、動いて……?」
「……っ無理はすんなよ……」
彼女の指と自分の指を絡ませながら、
ゆっくり腰の律動を開始していく。
熱くてキツくて。
速く動かしたい衝動を抑えながら、
ナカを慣らすようにモノを出し入れする。
「は…っ、んぅ……っ、あぁッ……」
小さく啼く彼女。
良かった、やっぱり痛くはなさそうだ。
俺はそれを確認するなり、
少しだけ腰の動きを速くする。
「あっ、はぁっ、んッ……」
とちゅん、ぱちゅ……っ、くちゅ……
耳に届く卑猥な音。
それが余計に興奮を誘い、身体を昂ぶらせた。