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碧の島 2
第8章 そして・・・・。
某警視庁
大きな部屋の入口には
『星野家殺人事件』
と書かれている・・・・・。
その中には沢山の刑事たちが頭を抱え捜査会議中。
その部屋の一番奥の後ろに腰かけ眼鏡を浅くかけ資料を見直す男は・・・・・。
「川田さん・・・、今日この後何処行くんですか?」
若手刑事の伊藤がベテラン刑事川田にこっそり聞く・・・・。
川田は資料をテーブルにパサッと置き、
携帯を出すと、そこに・・・・。
『千葉の銚子』
と・・・・・。
伊藤は首を傾げ
「銚子に???今からですか?」
川田は鋭い目で伊藤を睨むと・・・・ぎゅっとテーブルの下で伊藤の手の甲を抓り・・・・・。
「いってぇ!!!!」
思わず伊藤が声を漏らすと川田はにやっと笑って・・・・。
「黙ってろー・・・・、これは他の奴等には言ってないッ・・・・・」