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碧の島 2
第8章 そして・・・・。
正田side
きっとこの二人は警察の人間だろう。
直ぐに来ると思っていたが意外と遅かったな。
ポケットから煙草を出し火をつけると、後ろにいた年配の男が俺の隣に立ち・・・。
「いいところですねぇ・・・(笑)」
って・・・・。
そんな話をしに来たんじゃないだろう・・・。
そう思った。
あんた等警察が早く事件を解決してくれないから・・・俺はあいつとの思い出を・・・・思い出すと・・・・。
悲しくなるんだ。
なんで星野があんな風に殺されてしまったのか、まったく覚えがない。
俺は煙を吐き年配の男の顔をちらっと見た。
男は年季の入ったジャケットのボタンを閉めなおし、ポケットから手帳を出して俺に見せた。
「赤坂警察署の捜査一課・・・川田といいます(笑)」
・・・・・・・・。
知ってる・・・。
警察以外が俺のところに来るとしたら~・・・記者くらいだ。
記者って顔じゃない。
俺はまた煙草を吸い煙を吐いて・・・・。
「刑事さんが来たということは星野のことで何か???」
俺は何も知らない。
アイツは殺される3か月前にも来たけど・・・まさかあの時アイツが3か月後に殺されるなんて思わなかった。