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碧の島 2
第1章 多くの家族たち
「えっ!!!!・・・・じゃぁ無事逢えたのかッ????」
小さな港でアイコス片手に声を上げ、その声に反応するのはすぐ横にいた翠。
翠は不安げな顔で俺の顔を覗き込み・・、俺の腕をギュッと掴んできたんだ。
あの日から・・・。
そう、あの・・・桜ちゃんが消えたあの日。
俊也は直ぐに彼女を追いかけてそのまま戻らなかった。
店もそんなに忙しくはないしいつか連絡が来るだろうってゆったり構えていたら・・・俊也と桜ちゃんがこの島を出て1週間が経った今日・・・。
俊也から来た電話。
それは、
「本島に寄ってから帰るから後3日ほど休みが欲しい」
だと(笑)
どーぞどーぞ!!!!
島は至って平和だしッ????(笑)
・・・・・・・。
そう、島は平和だ・・・・。