この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
碧の島 2
第15章 繋
大野という刑事さんは鞄から何枚か資料を出してきて・・・・・。
「中溝沙織には年の離れた妹がいる・・・この人物をご存じですか???」
????????
テーブルに・・・・。
ジップロックみたいなビニールに入っている1枚の写真を・・・・。
その時、胸がグーーーーっと・・・・・鷲摑みされたような・・・・痛みが走った。
「・・・・ご存知ですよね????・・・・」
大野という刑事さんは・・・・。
私の顔をさらに覗き込み・・・・。
言ったんだ。
いったい何なんだ。
何でこんなにうちの会社内に・・・。
「彼女の妹は・・・中溝がここで働きだして直ぐにこの会社に・・・・でも姉妹関係ということは一切口外していなかった様ですね????」
・・・・・・それは・・・・・・。
「なんでだと思いますか????」
立て続けに大野刑事が私に詰め寄った・・・・。
それは・・・・。
言葉に困っていると・・・・。
「大野・・そう急ぐな(笑)」
そう言ったのは金子さん・・・・。
金子さんは少し笑って・・・。
「貴方もこんなに同じ会社でいろいろ起きて大変でしたでしょう・・・・(笑)・・・でもこのいくつかの不審な事件・・・何か繋がりがあるんじゃないかと・・・・」
・・・・・・・・??????