この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
碧の島 2 
第15章 繋



中溝・・・沙織。

水沢はすごいな。

俺はてっきり星野君の件かと思っていたが・・・茂木君の事件の件だった。

「中溝君はお子さんも居たので15時までという短時間で営業のサポート業務をしていただいてました・・・・」

そう言うと大野という刑事はメモを出し・・・・。

「中溝沙織は今はどこにいるかわかりますか???」

・・・・・・・。

あれから何度も連絡はしたが~・・・・。

「いえ、・・・実は彼女は何年か前にご主人と離婚をしていたようで・・・私物の件があったのでご主人に連絡をしたところ今はもう養育費だけを払っているだけで全く会っていないと・・・」

そう・・・。

彼女はお子さんと共に姿を消した。

「そうですか・・・、彼女には妹さんがいらっしゃることはご存じですか???」

・・・・・・・??????

金子という刑事さんは俺の顔を覗き込むようにして聞いてきた。

妹?????

「いや、・・あまりそういう話はしたことがなかったです・・・お子さんの話や家のことはよく話していましたが・・・でも実際は離婚していたから話してくれたこともきっと昔の話なんでしょうけど・・・・・」

中溝君は茂木君と一緒にランチに連れて行くと、よく・・・ご主人の話やお子さんと3人で休みの日に何処に行ったとか・・・旅行に行ったとか・・誕生日パーティーの話とか・・・結婚記念日・・・幸せな話をいっぱいしてくれた。

でもきっとそれは・・・・。

全て・・・・・

彼女の理想だったんだろう・・・・。

そう思うと、とても胸が痛くなる・・・。




/310ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ