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碧の島 2
第16章 近づく

よくもまぁ、・・・ここまで揃ったもんだ。
OHの人間だけではなくwreath関係者・・・・。
まさかのあの上地龍の嫁さんも元wreathだっていうじゃないか。
「お茶~・・・でいいっすか????(笑)・・・俊也さんのだけどッ・・・」
宮本君は小野村俊也のアパートに俺と伊藤を案内してくれた。
伊藤は部屋をグルーーーっと見渡し・・・・。
「綺麗にしてんなぁ・・・・・」
なんてぼそっと言ってる。
確かに男の部屋にしては綺麗か。
ソファーに腰を掛け宮本君が居れてくれた麦茶を飲むと、宮本君も俺らの前に座った。
まぁ、・・ゆっくりしている時間はない。
伊藤は直ぐに手帳を出し・・・俺は直ぐに本題へ・・・。
「君と・・・君の奥さんと・・・星野桜さんが働いていた会社の事・・・何点か聞いても良いかな?」
俺がそう言うと、宮本君は俺の方を見て・・・・。
「やっぱり星野さんの事件とうちの家内の事件は何か繋がりがあるんですか?」
・・・・・・・・・。
宮本君の鋭い目。
何かに気付いているかのような目だ・・・・。

