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碧の島 2
第16章 近づく
桜side
香菜さん大丈夫かな???
なんか・・・。
元気ない。
香菜さんが振り返って私を見てきたとき・・・・、ブルルッ・・・と前掛けの中で携帯が鳴ったのがわかった。
???????
携帯を出し画面を見ると・・・・。
「電話????(笑)」
香菜さんがそう言って笑った。
・・・・・・・。
「あ・・(笑)多分すぐ終わりますからちょっと・・・」
そう言ってテラスの脇の階段を下りて外に出た。
画面をもう一回見ると・・・・。
菜々美・・・・。
どうしたんだろう・・・。
「もしもし???」
テラスにいる香菜さんの方を一回見て電話に出ると、香菜さんは笑って・・・気にしないでいいよって感じで手を振ってくれた・・・・。
「あ・・、菜々美どうしたの????」
電話口でそう言うと・・電話の向こうから・・・・。
『桜??・・・あの・・・大事な話があるの・・・・』
???????
菜々美の声が・・・少し強張っているのがわかった。
「あ、・・うん(笑)・・・どうした????」
そう・・・そう言うと・・・・・。
『あのね、・・・会って話したいの・・・。明日そっちに行くから他の人には言わないで会える?』
・・・・・・・・・。