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碧の島 2
第22章 さようなら、そしてありがとう
ザザーーン・・・・・。
波がたまに飛沫を上げ・・・顔にかかった。
「もしもし?・・・こちら那覇警察署一課の阿部です・・・はい・・はい・・・」
私は姪の沙也加をぎゅっと抱きしめた。
私達がいるのは・・・。
沖縄の海の上。
「香織ちゃん・・・ママに会える??」
ギュッ・・・と、沙也加を抱きしめる力を強め沙也加の頭を胸に押し付け・・・・。
「ママに会いたいね・・・さやちゃんごめんね・・・」
私と姉の沙織は・・間違いを犯している。
間違っている。
それを止めるために、私は直ぐに沖縄に向かった。
そして・・・。
那覇にあった警察署に行き事情を説明し・・・刑事さん達が緊急で港から船を出し今・・・。
姉の沙織がいると思われる島に向かっているの。