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碧の島 2
第22章 さようなら、そしてありがとう
凛side
ホテルの部屋から外を眺めていた。
月明りで見えたの・・・。
ヘリコプターが・・・。
ついさっき私の携帯に来た一通のライン。
『真也が刺された、本島の病院にヘリで付き添う。達也が戻るまで明ちゃんを頼む』
淳からだった。
・・・・・・・・。
刺された。
「ねぇねぇ、パパたちもう戻るかな???(笑)」
外を眺めている私の手を引っ張って言うのは・・・。
明ちゃん。
・・・・・・・。
「真君ーー・・(笑)びっくりするかな???」
・・・・・・。
真君・・・・。
ボトッ・・と携帯を落としてしまい・・・でもそれよりっ・・・・
「明ちゃん・・・・」
ギュッと明ちゃんを抱きしめた。
真也君・・・。
何してんのよ・・・。
「ね・・明ね~・・真君にあったら早く沖縄で一緒に住もうねって言いたくてね~・・・」
ダメ・・もう言わないで。
「真君・・早く来ないかな~・・・(笑)」
もう・・
お願いだから
誰も傷つけないで・・・・。