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碧の島 2
第22章 さようなら、そしてありがとう
俊也side
あの狂った女が出て行った後・・・バタバタと診療所の先生が来て・・・。
そのすぐ後に本島から自衛隊のヘリが到着。
俺は桜について一緒にヘリに乗せてもらった。
真也には淳がついて本島に向かった。
全てが・・・。
終わった。
今思い出そうとしても色んな記憶が消えそうだ・・・・。
いや・・・
記憶を消したくて仕方がない。
ヘリに乗ってる間ずっと桜の手を握っていた。
桜も真也も・・・。
生きろ・・・・。
そう心から思う。
これから人生、何があるかわからない。
でも・・・。
「一緒に・・・生きよう・・・」
一緒に乗り越えたい。
何があっても。
命を全うしたい。
何があっても・・・一緒に。