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碧の島 2
第3章 大好きな2人
「ねぇ、まだ連絡こない?」
マンションのリビングで眠い目を擦りながら俺の腕をグイグイ引っ張って来るのは~(笑)
結構大人の俺の奥さん(笑)
俺は携帯をテーブルに置き香菜の肩を両手で撫でながら・・・。
「凛さんが今日はもう遅いから、どっちにしろ明日にした方がいいって言ってたんだろ?(笑)」
そう言うと香菜は口を尖らし・・・・。
「そ・・・そうだよね、ウン!!・・・じゃぁ今日はもう寝ようかな・・・・」
(笑)
いつも思う。
この人って・・・本当に40歳????
クッションを抱きしめ俺の顔を見ると・・・。
「星野さん・・・大丈夫かな・・・」
・・・・・・・。
あの事件から・・・半年。
大丈夫かどうかは分からない。
確かに事件の事を思い出したら・・・それは・・・。
俺は香菜の頭を撫で・・・。
「いっぱい傷付いてると思うけど・・・でも・・・きっと彼女の中で少しずつ気持ちは前向きになってるはず・・・(笑)」