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第7章 今井久人の4年間

 実際のところ、僕は子供ではないので、独り暮らしに不自由はしていません。問題は僕の心です。男の身体が欲しいんです。僕は全裸でおチンチンをぶら下げた自分自身の姿を楽しんでいました。でも10歳の僕の身体は、勃起はしても皮を被ったままで、頭をむき出しにはできませんでした。
 そんなことで、性の憧れから置き去りにされてしまい、少年として日々を生きる暮らしになっていったんです。

 おチンチンの皮がなんとか向けるようになったのは2年前です。でも触ると感じるどころか痛くって。オナニーして精液が出るようになったのは、まだ最近のことなんです。

 絶対に言ってほしくないんですが、僕がいつも見つめているのは中沢先生ではなくて、町田君です。ですので、中沢先生には本当は感謝しているんです。町田君はゲイの要素は全くない男子で、僕はああいう関係になれるなんて思ってもいなかった。まさか町田君のおチンチンを自分のものにできるなんて。僕のお尻の穴に町田君の精液が入ったなんて。
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