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アダルトx
第11章 ジャングルスペース
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中は密林であった。蒸し暑さこそないものの、本物の土と岩、草木が月の光に照らされていた。
先ほどまでは裸の男と女たちが歓声を上げて騒いでいたのに、ここには人気はないように感じられる。
気味が悪いので引き返そうかと思っていると、遠くに灯りが見える。
灯りに誘われて歩き続けると、やがて湯気の沸き立つ泉に出た。
温泉だ、と手を入れてみるとぬるい。40℃もなさそうだ。
ミドリは湯に入り、湯気の奥へ進んだ。
おや?湯気の向こうに人影が見える。
あの女だ、とミドリは気付いた。勝手に人の家に上がり込んで、私を脅した女である。
「待ってたわ、中沢さん」
東川真子が言った。
「いったい何なのよ。この馬鹿げた展覧会は」
そう言った後、ミドリは女の横にもう一人いることに気付いた。
細い体つきの、若い男だった。
先ほどまでは裸の男と女たちが歓声を上げて騒いでいたのに、ここには人気はないように感じられる。
気味が悪いので引き返そうかと思っていると、遠くに灯りが見える。
灯りに誘われて歩き続けると、やがて湯気の沸き立つ泉に出た。
温泉だ、と手を入れてみるとぬるい。40℃もなさそうだ。
ミドリは湯に入り、湯気の奥へ進んだ。
おや?湯気の向こうに人影が見える。
あの女だ、とミドリは気付いた。勝手に人の家に上がり込んで、私を脅した女である。
「待ってたわ、中沢さん」
東川真子が言った。
「いったい何なのよ。この馬鹿げた展覧会は」
そう言った後、ミドリは女の横にもう一人いることに気付いた。
細い体つきの、若い男だった。
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